ドローンでドローン撮影すると?
前回の記事でもお伝えした、サークル撮影。オービット撮影とも呼ばれるこの技法は、被写体を中心にぐるりと一周して撮影する技法です。かつてはクレーンやレールを走らせたり、カメラマン自身が走って撮影していましたが、ドローンのおかげで手軽に撮影できるようになりました。
しかし、ドローンで撮影するからにはただのサークル撮影では面白くありません。
絶対にドローンでしかできない撮影、それは明らかに足場のない場所をぐるりと展開することです。しかも、被写体が空中に浮いているならばなおさら、その独自性は高まります。
サークル撮影の欠点
サークル撮影では、背景が目まぐるしく変わる事は、いい事ばかりとはかぎりません。空を背景に美しかった被写体が、山を背景に美しいとはかぎりません。色味によっては完全に埋没してしまうこともあります。
そんなときは、少し被写体を見上げるようにして撮影することがあります。
見下ろすばかりがドローンの特徴ではありません。
DJI製のドローンには、設定によって仰角を0度より上げることのできる機体があります。ドローンの姿勢によってはプロペラが映りこんでしまいますが、フランス製PARROTのドローンには、真上まで見上げることのできる機体もあります。
空高く自由に飛ぶドローンだからこそ、見下ろし映像を撮りたくなりますが、ドローンの撮影の可能性は、見上げる事でさらに広がります。
二台ドローンが必要になりますが、もしドローン仲間がいらっしゃれば、是非お互いのお気に入りのドローンをかっこよく撮影してみましょう!